コットンギャバのシャツコートと呼ぶのでしょうか、

フロントは胸あたりで一旦縫製で閉され、上部と下部のボタンに分かれており、プルオーバーの仕様にしています。

襟は立てて留める事ができるなどスタイリングへの強い信念を感じます。この辺りがコンセプトに基づいたブレない彼女のスタンスだと、着る人に強く刺さる最大の要素でもあります。

彼女の製作するウェアにはやはりどこか自国の文化を感じます。石畳みの建物、人間の多様性、崇高さと俗悪さの混ざり合うエルサレムの街の精神と両極性。

イスラエルはエルサレムを拠点に活動する事がブランドの源でありインスピレーションの基礎となっています。

べザベルアカデミーを卒業した後、2020年に、若手や地元のデザイナーを表彰するイスラエルLotteryの権威ある賞を受賞。
2021年のTel Avivファッションウィークでブランドを正式に立ち上げました。
彼女が手がけるコレクションは同郷であるhed mayner(ヘドメイナー)の下で経験を積んだ経歴を活かし、ストリートウェアとラグジュアリーの狭間にあり、カジュアルと洗練されたファッションの境界線上にある高品質な洋服を提案しています。
また天然素材や仕立ての高い基準を維持すること、丁寧な生産を行うことで、すべてのアイテムに持続可能な価値を確保することが重要だと考えています。
ブランドには地理的な背景やストーリーがあり、着る人が自由な個人であることを可能にしてくれます。