彼女達の名前は " Daphne and Vera Correll " 。
ドイツはゲッピンゲン出身の姉妹でありオランダの芸術大学でグラフィックデザインと
テキスタイルデザインを勉強した二人。
同時にCORRELL CORELLのデザイナーでもあります。
彼女達のコレクションはすべてNYはローワーイーストのアトリエで
すべて手作業、フルハンドで作られています。
糸から厳選し編みたて、織りやかぎ針編みなど、伝統的なアートフォームを手法とし
再解釈に基づいた生産を行っています。
生地となる綿花に関してはその多様性と歴史からインスピレーションを受け、
ニューヨーク市のローカル、ガーメント地区内で材料の大半を調達し、
地元の生産者やアメリカのファッションを推進しながら、
地域の雇用やスキルを維持するだけでなく、環境的にも社会的にも継続と存続の為に
取り組んでいる。
彼女たちは、地元のニッターと縫子は地元の産業や芸術を支援しながら、
現代の高級ファッションのコンテキストで伝統工芸の育成を、当ブランドの
美的ビジョンとして重要な部分だと捉えている。
これらの労働集約的で細心のプロセスは、
衣服において明らかに大量生産された衣類から欠落しているユニークさと美的及び
材料品質だと思っています。
携わる人全てとのディスカッションが行われます。
特にTシャツで使用されるヴィンテージジャージの摩耗色と糸で天然繊維の
不規則な美しさは、彼女たちの創造的なビジョンと彼女たちの衣服の品質に
不可欠となっている。
環境に配慮した材料の使用は、美学や品質で妥協をしていない。
生地を認定オーガニックコットン、キュプラ、テンセル、麻、
リサイクルコットン/ポリエステルブレンドを選択するか、
または使用することを意味し、可能な限り維持しようとしている。
すべてのファブリックの40%、彼女たちが使用するすべての糸の約30%が
認定オーガニック、ポストコンシューマまたは工業的にリサイクルポストのいずれかです。
またデッドストックファブリックやヴィンテージコットンを使用することが彼女達の
アイコニックな部分である。
このような取組みや思想が本当の意味でゼロ(0)から造り上げてゆくという事何だとも思う。
溢れかえったモノや衣料品に対しての対抗ではなく、自然な発想と思いやり、
どこか柔らかな空気感が完成された彼女達の服に見られます。
2012年パリ、メルセデスファッションウィークのプレゼンテーションでは
注目を集め、世界各国の特質したセレクトショップで大切に取扱われています。
ヒントでも馴染みの深いNYの ASSEMBLY NEWYORKや
ポートランドの STAND UP COMEDY など、本当に素晴らしい店舗で見ることが出来ます。
ヒントでは初セレクトとなる " CORRELL CORRELL (コレルコレル) " 。
その表情溢れるクロージングをお楽しみ下さいませ。
本当に素晴らしい彼女達の作品。
まるで幻想的な月を表現しているかのよう。
ヴィンテージのオーガニックコットンの何とも言えない繊細な風合いや
どんなに時間がかかっただろうと思わせる手法が見て解ります。
是非手に取ってご覧下さい。
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