せっかくスウェットを日本で作るのならば " 吊り裏毛 " がいい。
<吊り裏毛>
希少価値の高い吊編み機を使用して編まれた裏毛生地のこと。
吊編み機はもともと高級下着を編むために作られた昔ながらの機械で、
編みの速度が遅い分、ゆるくしっかりと丁寧に編むことが出来るのが特徴。
やわらかい風合いなのに、しっかりとした品質が魅力です。
いま世に出回っている殆どのスウェットはシンカー編み機と呼ばれる大量生産向けの
高速編み機によって生地が編まれています。更にアメリカではもう吊り編み機が無く、
どこを探しても世界中で吊り編み機で裏毛を編めるのは日本の和歌山だけとなっています。
もちろんそれぞれスウェットに求める " 良さ " は考え方によって様々だけど、
もちもちと柔らかい着心地、風合いを求めるなら吊り裏が最高です。
もっともスタンダードな杢グレーのスウェットパンツをルックにおいても、
シルエットにおいても一番ベストと考え、製作させて頂いたのですが、
やっぱり丈感とウエスト周り。これはすごく悩んだ部分で、
一般的なスウェットパンツ、いわばフロントジップの無い簡素な仕様ではなく、
トラウザー、5ポケットに見られる通常ボトムの仕様で、部屋着感や抜け過ぎない雰囲気に。
ややタイトフィットでアンクル丈。スウェットパンツの中途半端なシルエットで丈の長い
モノはスタイリングしづらく、結局、『何か違うなぁ。』と難しいですよね。
自分の今までの経験も踏まえながらも、普通のモノを普通且つだからこそ恰好良く
穿きたいじゃないですか。
この細さだったらショーツとのレイヤードも出来るし、なにかと便利なんですよ。
コートルックにもどうぞ。
super daily / tsuriura sweat pants
¥15,500 (+ tax)
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