" ノームコア (Normcore) "
少し前からファッション界ではNYを中心に駆け巡っているトレンドの用語。
今後しばらく目にし、耳にする言葉となりそうなので少し触れてみます。
「ノームコア」とは「ノーマル」と「ハードコア」を組み合わせた新語で「究極の普通」という意味。
「なんの飾り気もない」正確にいえば特にファッションに気を使わない、どこにでもいる格好に見せかけるスタイルのことです。
流行を追いかけるだけではなく、見栄をはってない格好をしているのにその人だと認識される格好がカッコいいという考え方や、
シンプル、ミニマルだけど本質的な部分でファッションをする様。
中身化するファッション(大胆なデザインやブランドで身を固めない)が今後どのような付加価値を持ち、決してダサくなく、最先端な装いを提案し、
ヒトのファッションに対する考え方の転機になるのかどうか。どう浸透してゆくのかに注目したい。
中身化というのは、見栄やイメージではなく、「本質」、人間で言えば「どんな人間か」
が重視される時代になってきていると言うこと。
この理論や詳細については、さまざまなトコで発信されていますのでお時間があればググってみてくださいね。
さて、本日。
そう考えるとウチのルック、基本的な部分で言うとこの "ノームコア " なファッション。
やっぱり服が全面的に出は無く " 着るヒト" を全面に出したい。
シロ、シロ、グレー、シロ、アオ。
簡素ではあるけど質素ではないニュアンスを作れるかどうかなんて、
いちいちそんな事を考えながらファッションしなくても良いのですが、
きっとそのヒト自身がノームコアな気質になった時、自然とそのような装いになってゆくのだと思います。
あくまでもこれは肉食系、草食系なんかに似た "考え方"、"好み" " 性格 " の問題だと思うので、
この浮上したトレンドにあまり刺激されぬよう。
これだけが決してお洒落サンの定義ではないので、。アハ。
ではでは。
今日のおすすめ書籍(いきなり。笑)
筆者の菅付さんは編集者である。
彼があるファッション誌の記事として書いていたものを
大幅に加筆してまとめられたのが本書。
2012年菅付さんは、米国に行った。(ニューヨーク、サンフランシスコ)
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