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2017年11月16日木曜日

+ + + NEW ! / O PROJECT のルーズフィットタートルニット。(BROWN) + + +

最近、しゃべりかけると動作無くして物事が解決するというスピーカーの様な製品CMをよく目にするのですがそのたびに利便性、簡略化と引き替えに失われる何かを感じるんですよね、これを進化と呼ぶのでしょうが退化してゆく産みの苦しみみたいなもの。

探し、聞き、歩き、考え、失敗から学び、個性を磨く。

そんなことがファッションでもおなじように感じるのは、かつての僕たちの時代には自分たちの持ち得たリアリティみたいなものから " はみだす" 、" 距離感を持つ " 、あるいは " ズレる " ために覚悟して生み出したモノがカウンターカルチャーのような " 個性 " だったように、

" デザイナーで売れる " といった時代から " ブランドで売る " 時代になってしまった事、もっと極端に言うと " アイテムで売れる " でしかなくなったことに若干の悲しさがある。

それだけファッションに対する情報量だけが独り歩きし、本来ファッションが持っている " 自由さ = 創造性 " が生み出す " 特異性 " そのものが貧しくなりあり得るべきはずの距離感が無くなり始めた世間というリアリティに幾度となく直面する。

なんというか自分たちのやっている事はそこへの対抗というか失いたくないファッションの本質を守りたいという部分も含まれています。

逆算し売れるアイテム、売れるブランドだけをセレクトするショップではなく、初めて目にする生地やパターンやデザインや色をデザイナーの背景を踏まえた上で着て頂けるモノを、デザイナーを、目新しさと体感と楽しさでこれからもやっていければ、と思うんです。^ ^

ヒトも個性、お店も個性。

行きたくなるお店の１つとして選んで頂けるコトとモノで " こりゃセレクトショップだわ。" と言われるために進化したいですね。

さて長くなりましたが本題。

今日は17-18AWコレクションにおける入荷の大詰めを迎えたベルキーからのブランド、O PROJECT のニットを。

デザイナーJan-Jan Van Essche の作るニットには着たくなる要素が詰め込まれていて、それこその " ブランドらしさ " がある。

PURE NEW WOOL 100%、新しく刈られた羊毛から糸を生成し、独自のシルエットと色で表現されるO PROJECTのニット。先に入荷したクルーと同じボリューム感となり、

個人差はありますが８分袖からレイヤードする2分の袖がアクセントとなるとても個性的なデザインがこのブランドらしさでもあります。

まずは2色あるうちのひとつ、" BROWN " 。

インに着たのも同じくO PROJECTのレギュラーフィットL/S Tee。カラーは " NASU " 。

もうしばらくはインに着込んでアウター要らずで過ごしたいですね。

せっかくの冬です、ぜひ " ニット " を楽しみましょう。